南極の風に吹かれて

白瀬氷河

08021008syowa2008.2.10 南極大陸「白瀬氷河」 海上自衛隊ヘリコプターより撮影

南極大陸の上は、約98パーセントが氷におおわれている
その厚さは、平均約2400m、最大約4000m
それを大陸氷床と言う
氷は、大陸の上に降り積もった雪が圧縮されたものだ
降り積もった雪はとけることなく、氷床の底には100万年も前に降った雪が氷となって閉じ込められている

鏡餅のような形をした南極大陸に乗っかった氷は、重力で大陸の縁に向かってゆっくりと流れている
とくに流れの速いところは、河に見立てて「氷河」と呼ぶ
白瀬氷河は、そのなかでも速い氷河のひとつとされ、しかし速いと言っても、1年間に2.5kmほどというスピードでリュツォホルム湾に流れ下る(氷床の流速は年に数m~数10m程度)

その白瀬氷河の河口付近をヘリコプターに乗って上空から眺めた
あいにくと低い雲が空をおおい、空も氷床も氷河も白色にとけ込んではっきりとしなかった
氷河では、氷が重力に引っ張られて無数の割れ目が出来る
その割れ目が青く網の目のように広がり、ここが氷河であることを教えてくれた
水たまりのように見えるのは、おそらく夏の(沈まない太陽の)日差しで氷の表面が溶けたものだろう
ここに見える氷は、何万年前の雪だろうか?
どれくらいの距離を流れ下ってきたのだろうか?
時間的にも空間的にも、そのスケールの大きさに気が遠くなりそうだ

 

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by antarctic_mouse | 2014-10-31 02:00